GAS(Google Apps Script)で外部システムとの連携処理を構築する場合、基本的に外部システムのAPIトークン等をGAS内に埋め込むことになります。

その際、対象のファイル及びGASの利用範囲が社内限定等であればスクリプトファイル内に埋め込んでも大きな問題はないと思われますが、外部で利用される想定である場合にはセキュリティリスクが生じます。

GASは簡単に複製できるので、例えばGASが実装されているスプレッドシートを複製した際に、APIトークン等も一緒に流出してしまうことになります。

そのため、このようなケースでは、APIトークン等を「スクリプト プロパティ」にセットした方が良いです。

※「スクリプト プロパティ」は、GASが複製された場合には自動で初期化されます。

スクリプトプロパティの画像

そして、スクリプト プロパティを手動ではなく、GASで一括でセットすることができます。

私が作成したサンプルコードの主な仕様は以下の通りです。

＜サンプルコードの仕様＞

・scriptProperties.setPropertiesの中身を任意のプロパティ名と値に置き換えてください。

そのままご使用いただけるサンプルコードになっていますので、ぜひ、ご自由にお使いください！

※ご質問にはお答えできませんので予めご承知おきくださいませ。

コード

function setApiKeys() {
  const scriptProperties = PropertiesService.getScriptProperties();
  scriptProperties.setProperties({
    'API_KEY': '111111111111111111111',
    'API_SECRET': '22222222222222222222',
    'ACCESS_TOKEN': '3333333333333333333',
    'ACCESS_SECRET': '4444444444444444444'
  });
}  

// スクリプトファイル内で上記のプロパティ値を呼び出す方法
const scriptProperties = PropertiesService.getScriptProperties();
const apiKey = scriptProperties.getProperty('API_KEY');
const apiSecret = scriptProperties.getProperty('API_SECRET');
const accessToken = scriptProperties.getProperty('ACCESS_TOKEN');
const accessSecret = scriptProperties.getProperty('ACCESS_SECRET');